この記事を読んでわかること
・ブログに関する本を読むべきかどうか断言
・本の内容や興味深かった点もセットで紹介
・実際に読んだばかりの筆者が解説!
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ブログを開いていただきありがとうございます。
『ごましおさらだ』へようこそ!
こんにちは、ごましお(@gomashio_salad)です。
『ブロガーなら読むべき!』と言われている本があるのをご存じでしょうか?
今回はその中でも王道の2冊を、
ブログ運営7か月目の筆者が読んでみてどう感じたのか本音を暴露します。
「なぜブログを学ぶのに書籍をゴリ押しするのか?」
「本当に読む価値のある本なのか?」
気になる方は必見です。
それではいきましょう!
今回読んだ書籍
今回僕が読んだ本は次の2つです。
沈黙のWebライティング
1冊目はこちら。
ゴリゴリのマッチョが印象的で、1度見たら忘れないインパクトを持ちます。
本の概要をざっとまとめると以下の通りです。
「沈黙のWebライティング」概要
- SEOに強いライティングが学べる
- ブログに必要な知識を網羅的に解説
- 「成果を上げる」ことを重視
- ストーリー形式で物語が進行する
20歳の自分に受けさせたい文章講義
2冊目はこちら。
先ほどとは打って変わって、ごくごくシンプルな表紙が特徴です。
こちらも概要を軽くまとめておきます。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」概要
- 一生使える「書く技術」が学べる
- 相手に伝わる文章を徹底的に解説
- 実践的に使える知識を重視
- 講義形式で文章が進む
実際に読んでみた正直な感想
続いて、これらの本を読んだ感想をまとめました。
まず、僕が2冊を読んでいく中で強く感じたことがあります。
それは「自分の知識を言語化できる」という事です。
ブログ運営を続けていると、
短い期間であってもブログ運営に対するノウハウは貯まっていくはずです。
たとえば、多くのブロガーさんは
“文章の書き方”や”SEOとは何を指すのか”について、頭では理解していると思います。
しかし、実際に「あなたの文章の書き方を説明してください。」と言われても、どう答えて良いのかわからないですよね。
なぜ、頭では理解していても相手に説明できないのでしょうか?
それは、私たちがなかば感覚的に”文章の書き方”や”SEO”を理解しているからです。
この2冊を読んで、僕自身もいかに感覚に頼って理解していたのかを思い知らされました。
つまりこれらの本を読む大きなメリットは、
感覚に頼って理解していたことを自覚して、自分の知識を言語化できるという点にあります。
沈黙のWebライティング
ここからは、それぞれの書籍で印象に残ったポイントを紹介していきます。
多すぎてもまとめきれないので、特に重要な点を3つに絞ってお伝えします。
まずは『沈黙のWebライティング』についてです。
SEOはなぜ必要?
先ほどの概要にまとめたように、
『沈黙のWebライティング』はSEOをメインテーマとして扱っています。
ブロガーであれば「ブログにはSEOが大切!」という言葉を聞いたことのある方もいるでしょう。
しかし改めて考えてみると、どうしてブログにはSEOが必要なのでしょうか?
感覚的にSEOが大切とわかっていても、
言葉でSEOの必要性を説明できない人は多いと思います。
結論、この本の中ではSEOの必要性は次のように述べられていました。
SEOを意識したコンテンツは「そのコンテンツ(情報)を求めている人を集客しやすい」「継続して露出することができる」という2つの利点がある。
ー引用『沈黙のWebライティング』
このように、当然あるような知識を「どうして?」と深堀りし、その根幹から説明してくれるので、ブログ初心者はもちろん、中級者以上であればなおさら勉強になる点は多いと思います。
1記事作るのに必要な労力
皆さんはブログを1記事作るのに、どの程度の労力を割いているでしょうか?
『沈黙のWebライティング』では、1記事の制作にものすごい労力をかけます。
検索意図の模索・マインドマップの作製・USP(独自の強み)の提示など、「全部やっていたら1日が終わるでしょ!?」とツッコミたくなるほどの作業を行っています。
なぜそこまでやるのか?
それはSEOで検索上位にランクインさせるためです。
SEOで上位表示させるには、読者にとって有益な記事を書く必要があります。
検索意図の模索やマインドマップの作製は、全て読者のために行われたものです。
この箇所を読んで、「SEOで上位表示させるためにはここまで頑張らないといけないのか」と僕の考えが大きく変わりました。
システム1とシステム2
システム1・システム2という言葉があります。
これについて、本の中では以下のように説明されています。
脳が物事を直感的に素早く理解する「システム1」と、論理的にゆっくり理解しようとする「システム2」の思考がある。
ー引用『沈黙のWebライティング』
これをより分かりやすく説明すると、次のようになります。
・システム1:心理的負担が下がる(見やすい、読みやすい)
・システム2:論理的に理解しやすい(わかりやすい)
たとえば、僕が今使った「ボックス」はシステム1に該当するでしょう。
一方、皆さんが今読んでいるこの文章は、大きく分けてシステム2に該当すると言えます。
システム1・2という言葉を知らない状態だと、「ブログの質を上げよう!」と思っても、何となく感覚で改善するしかありません。
しかし、システム1・2を理解していれば、「今、自分はシステム1を改善している」というような意識をもって臨めるため、ブログの質を効率的に上げることができます。
20歳の自分に受けさせたい文章講義
次に『20歳の自分に受けさせたい文章講義』についてです。
文章力とは翻訳力
「直接話せば伝えられるのに、メールだと上手く表現できない…。」
自分の言いたいことは決まっていても、
それを文章で上手く表現できなかった経験のある人はいますか?
筆者によると、このような状況は『翻訳力不足』によって起こるものだとしています。
本書が第一の目標とするのは「話せるのに書けない!」を解消することだ。より正確にいうなら、”話し言葉”と”書き言葉”の違いを知り、その距離を縮めることだ。
ー引用『20歳の自分に受けさせたい文章講義』
この本では「話せるのに書けない!」つまり“話し言葉”から”書き言葉”への翻訳力不足を解消することを第一の目標としています。
「文章力=翻訳力」という視点自体が斬新で、本質をとらえているように感じますよね。
読者の設定方法
読者の設定方法について、この本では以下の2つが良いとされています。
- 過去の自分
- 特定のあの人(ペルソナ)
というのも「過去の自分」「特定のあの人」という読者の設定方法は、かなりメジャーだからです。
読者視点のブログを書くには、ある意味、目線を下げて書くのがポイントになります。
なぜなら、できない人の気持ちを理解しないといけないから。
例えば、未経験の人にやり方を教えるときは、できなかった過去の自分が感じていた悩みを思い出すイメージです。
読者の目線に立って記事を書きましょう☺️— Tsuzuki (@1276tsuzuki) December 3, 2020
ブログで「過去の自分を救う記事」の話をしているのと同じで、Twitterも「過去の自分を救うツイート」をしてるだけなんですよね。
自分の失敗事例を出して、「同じことしないでね~。気をつけてね~」と言ってるだけ。
だって、過去の自分と同じことしようとしている人がたくさん見えるから(/ω\)
— クロネ@趣味ブロガー (@kuroneblog) February 23, 2021
このように、同じ主張をするブロガーは大勢います。
目から鱗の考え方
ブログや本、ツイートを見ているとたまに目から鱗な情報がありますよね。
これらの情報は、読者の関心を引き寄せるには効果バツグンですが、筆者は『目から鱗の使い方』に警鐘を鳴らしています。
ぼくは「目からウロコが落ちる」要素は、全体の3割で十分だと思っている。逆に言うと、残り7割は「すでにわかっていること」でいいし、そうあるべきだと思っている。
ー引用『20歳の自分に受けさせたい文章講義』
僕はこの文章を見たときに衝撃を受けました。
以前の僕は、「当たり前のことを言っていても関心を持たれないから、記事の中で目からウロコを何枚落とせるかが勝負」だと考えていました。
その考えを真っ向から否定されて、何だかすっきりした気分です(笑)
【おわりに】本が与えてくれる気づき
2冊を読んだ感想についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
結論、僕はこの2冊を買ってめちゃくちゃ満足しています。
実際に読んでみて「ブロガーなら読むべき!」と言われている理由がわかりました。
まだ読んだことのないブロガーさんは、ぜひ1度読んでみることをオススメします!